前回のカウンセリングから1週間。
また悶々とすごしました(笑)
やっぱりね、時間があればあるほど、色々調べてしまうので、頭の中がぐるぐるします。
これまでのお話。
ひとつ、前回のカウンセリングの終わりに、
「息子は自分が出来てないとも思っていないし、なんなら自分は出来るほうだと思ってます。授業中にさっとやらないのも、あとからやっても最終的には間に合って辻褄合わせは出来ているので、それも変な成功体験になっていると思います。彼が、頑張っても出来ないのか、やらないだけなのか、私たち親にもよく解らない。もっと『早く準備したり課題に取り掛かれるように頑張ろう!』という声かけを私たちもしていくので、担任の先生からもしてほしい。息子はなんで自分がいつも一番前の席なのか解ってないんです」
という話をしたんです。
実は、これがとても効果があった。
なんとなく自己肯定感が下がるかなと、出来ないものはしょうがないかなと思っていた部分を、もっと気を付けてみようよ、頑張ってみようよ、出来るよ、お父さんお母さんも一緒に頑張るよという話をしたんです。
ご飯だよーと声をかけてもなかなか反応しない、動かない息子に、
“耳からの指示”が入りにくいから仕方ないな、と思っていたのを、
「だれかが話していると思ったら、本を一回閉じて、注意をそこに向ける努力をしようよ」
という話をしました。
発達障害は努力不足じゃないから、脳のクセだから仕方ないのかな、言っても仕方ないのかな、と思っていたんですが……
息子~もう寝る時間だよ!と声をかけたら、息子が本をパタンと閉じ
「ん?なあに?」
もう寝る時間だよ~。
「教えてくれてありがとう」
と言ったんですよ!!!!
ちょちょちょどうしたの、お母さん嬉しいよ、と言ったら
「僕ね、ちょっとお兄さんになろうと思ったんだよ。だから頑張るよ」
これは嬉しかった。
自分が出来てなかったことに気づき、1回で指示が入らなくても、聞き返して、行動しようという気持ちが生まれたように思えました。
だからといって、
これまで出来なかったことが急に全て出来るようになるはずもなく(笑)
でも、夫婦で声かけの方向性を変えることが出来ました。
以前だと
「早くお風呂入りなさーい!」
「もう!ダラダラせずにサッとやりなさいってば」
「何回言わせるの」
「怒られるまで動かないの?いい加減にしなさい!!!!」
だったのが、
「お風呂の時間だよ~」
「最近、息子くん色んなことがサッと出来て嬉しいよ~助かるよ~」
「お!もう立ち上がった、すぐ出来てすごいじゃん!!」
と、出来て当たり前のことを褒める、なんならまだ出来てないけど“これからすぐ出来るだろう”という期待を込めて褒める、という方向性に変えました。
これもスクールカウンセラーの先生に
「沢山褒めてあげてください」と言われたから。
この一週間で起きた変化です。
これだけでも大きな変化だったなと思います。
さて、2回目のカウンセリング。
「息子くんの様子、見させていただきましたよ」とスクールカウンセラーの先生。
「うん、学校楽しそうですね(笑) お友達とも仲良くやってるし、算数の授業も前向きに取り組んでいました。ただやっぱり気は散りやすいから、気を抜くとボーっとしちゃうんですね。上履きはかかとを踏んでブラブラしていたので、『ちゃんと履かないの?』と声をかけたら、『ん?履くよ!』と履きなおしてましたね」
言われたのは以下のような感じ。
- 気が散りやすい(ボーっとしてしまう)、耳からの指示が入りにくいという傾向は確かにあるので、一番前の席というのは正解。先生も声がかけやすい。
- 情緒面、人間関係は問題なさそう
- 本人が困っている様子は無い。。学校はとっても楽しそう(息子と話したのかな?)
- 書字は、筆圧が弱い。ここは鍛えてあげてほしい。家庭で出来ることもある。
- 席が前なのをマイナスに捉える必要はない。「一番前で先生によく見てもらえてよかったね」という感覚でいい。
- 今特に発達検査をしたほうがいいよと私から勧めるような点は見受けられない。もちろん検査はしたかったらすればいい。得意不得意を知るのは良い事。
- 息子くんはまず絶対サポートルームには通えない。もっと本人が困ってそうで、私もこの子は入れてあげたほうがいいんじゃないかなと思った子もつい先日の校内審査で落ちた。息子くんは入れないと思う。
- この1週間でご両親の声かけがうまく行っている様子。このまま様子見で問題ないのでは?
最後に言われたのが、
「こういっては何ですが、普通は息子くんみたいな静かに座って授業のさまたげにならない子は、私のところまでは話が来ませんよ(笑)
担任の先生は、授業中立ち歩いたりする子やお友達とトラブルになる子の話は持ってきますが、静かに授業を受けて楽しそうに学校に通ってる子はほっておくんですよ。それを〇〇先生が、息子くんのことを一番前の席にいつも置いておくということは、先生がよっぽどよく気づいて、よく見てくださっているということですよ。いい担任の先生に当たって良かったですね」
なんというか、ホッとしました。
特性ははっきりしているけれど、支援は必要と感じない。
これは保育園の卒園間際に担任保育士さんと園長との面談でも言われたことでした。
「特性はかなりはっきり出ている。でも支援が必要とは全く思わない。
ただ特性がはっきりしているので、息子くんが無駄に叱られないためにも、息子君の“トリセツ”として特性を小学校に伝えておきたい」
これって、発達グレーってことなのか?
それとも何かしら診断名がついたとしても、投薬や療育が必要な程度では無いということなのか?
はたまたただそういう特徴のある子ってことなのか?
どういうこと?
ずっともやもやしていたこと。
結局、今回もはっきりはしなかったのだけれども、私たち夫婦としてはすっきりしたところがあります。
一番は、息子が「お兄さんになろうと思った」と意識を変えてくれたこと。
これに尽きます。
やるべき時にやるべきことをやる!
というのは、今は担任の先生と相談して、ちゃんと出来たら連絡帳にシールをもらう、シール50枚集めたらご褒美!という取り組みをしています。
いつも頑張るのは疲れてしまうので、先にやることをやったら(やれば早いのでw)あとはボーっとしててもいいよと(笑)
書字に関して。
鉛筆の持ち方がよく親指が指先ではなく、指の股のほうで鉛筆を持ってしまっているので、たまたま店頭で見かけたプニュグリップというもので持ち方を矯正しています。
嫌がるかな?と思ったけれど「スライムみたい!」と兄妹共に喜んでつけているので、使い心地は悪くないみたい。
家族で、一歩前進出来たかな、という気持ちです。
長くなりましたが、これで“初めてスクールカウンセラーに相談してみた”は完結です。
たぶん、スクールカウンセラーさんに当たりはずれはある。
合う合わないもある。
でも、気になっていることは一度相談してみても損は無いなと思いました(無料だしね!!)