世の中には知っていることをアドバイスしてくれる人と、ただ単にアドバイスするのが好き、という人がいます。
今、自分がアクセスしている情報が、本当に有益なものなのか、検討するに値するものなのかを判断する審美眼のようなものが、情報にあふれている昨今、必要なのかなと思っています。
ただ、その審美眼を磨くには、沢山の情報にアクセスしまくることが必要なのも事実。
あ、ちょっとモヤモヤっとしたことがありまして(笑)
さて、前置きが長くなりました。
今回は、最近、小1息子に好評だった本(漫画)を2冊ご紹介したいと思います。
相変わらず、漫画からありとあらゆる知識をインプットし、アウトプットすることに余念の無い息子です。
1冊目はこれ、
『勉強ってしなくちゃダメ?』
テレビ番組『世界一受けたい授業』等、著書『声に出して読みたい日本語』でもおなじみの齋藤孝先生による、この秋発売されたばかりの漫画です。
「どうすればやる気になるのか」「勉強に必要な心構えってナニ?」「学習方法を工夫してみよう」「どうして勉強しなきゃいけないの?」などが、ギャグ漫画仕立てで描かれています。
学校の勉強ばかりが勉強というわけじゃないよとか、自分を褒めて良いイメージを持とうこいうこと、目標を持つことの大切さなど。
その中でも、息子はやはり、「どうして勉強するのか」というところが印象に残ったのか、わざわざ私に教えに来てくれました。
「ねー!おかあさーん!勉強すると、“せんたくし”が増えるんだって!あとね、勉強をしていると、これからも勉強をする人だと思ってもらえるからお金をたくさんもらえるかもしれないって書いてあるよ!!!」
わりと好き嫌いの分かれる微妙な表現かもしれませんが(笑)、「勉強するとお金がたくさん貰えるかも?」というのが息子の心のフックに引っかかったようです。
だって、その本を読んだ日の夜、寝る前のピロートークでこんなことも言ってましたから。
「ねえ、僕が前に遊びに行った日本で一番頭がいいって言ってた大学(東大工学部の学園祭に行ったのです)とかに行ったらさ~、頭が良くなるだけじゃなくて“せんたくし”が増えてお金もいっぱい貰えたりするのかな?それってお得じゃない?!」
我が子ながら“お得”が好きだな、がめついな…と思いますが、でも、勉強することは得だ!と思えるってすごい良いことだと思うんですよね。
もしかしたら、勉強がしたくない子向けの本なのかもしれませんが、今のところ勉強大好きと公言している息子にもしっかり刺さったようです。
この手の漫画は一度読んだら終わりかなと思いつつ買いましたが、何度も何度も読んでいました。
2冊目も同じく齋藤孝先生による漫画。
『学習まんが こども孫氏の兵法』
うちの息子は出たとこ勝負!というよりは、チミチミ作戦を立てるのが好きなタイプなので、たぶん好きだろな~と予想して買いました。
内容は「戦わずに勝つ方法」がメイン。
しなやかな、折れない心、レジリエンスが育まれそうな内容です。
売られた喧嘩は全部買う!やられたらやり返す!ではなく、戦わずして勝つ。
息子が自分で選んだ本や漫画はどうぞなんでも好きに読んで~という気持ちでお任せしていますが、私から贈る本は、どういう人間になって欲しいかという気持ちを込めて選びたいと思っています。