たくさん教育本や育児本を読み漁り、ある意味、その内容をどんどん消費していくような、読み捨てるような読み方をしている私ですが。
そんな私が、とても大切にしている本がこれ。
佐々木正美さんの『子どもの心の育てかた』。
迷ったら手に取る、焦ったら振り返る、不安になったら本棚にその本があるというのが見えるだけで「私の子どもは大丈夫」と思えるような本。
「叱られてもすぐに忘れる」「失敗しても同じことを繰り返す」
これは、幼児期の子どもの大きな長所です。
子どもがのぞむことをみな与えるのが過保護、
親がのぞむものだけを与えるのが過干渉。
創造性、オリジナリティは「模倣」から生まれます。
子どもに「人の真似をしてはいけない」と教える必要はありません。
児童精神医の佐々木正美さんの言葉が優しくて、子どもにとっても親にとっても優しくて。
私はこの本を消費することなく、読み捨てるのではなく、子育てが終わるまで大事に大事に持っていこうと思っています。
子どもの心を育てたい。
それが一番の願い。
勉強!勉強!勉強!という気持ちになったら。
子どもの心は大丈夫か、置いてけぼりになってないか、と思ったら。
この本に戻りたいと思います。