息子は、物語の本を読んで悲しんだり憤ったり、映画を見て涙ぐんたりと、小学2年生の男子にしては心情理解が出来るほうだと思います。
通知表でも、あまり得意ではない音楽の4項目のうち「音楽の良さを感じとって言葉で表現出来る」の項目だけ2年連続“大変よい”(あとは良い)です。
そして、先日、米津玄師の『Lemon』について息子が言った言葉を、私がちょっといい話だなーとツイートした結果……
息子が米津玄師のLemonを聞きたがる。給食の時間にかかるそうな。「なんで“雨が降り止むまでは帰れない”なんだろうね?」と息子が言うので、さぁ傘忘れたんじゃない?wと適当に答えたら「悲しくて心の中に雨が降ってて動けないってことじゃないかと僕は思う」と言われて恥ずかしかったです。
— しげ子 (@miokotoba) 2019年7月15日
めっちゃバズりました(笑)
3.4万RTに、13.5万いいね!
なんと、記事にしてくださったWebメディアもあったり。
これは米津玄師さんの人気があってこそのものでしょうが、色んな方が息子を「感受性が素晴らしい!」と褒めてくださり、親としてはとても嬉しいものでした。
息子に、君のことをTwitterでこんなに褒めてくれてる人がいるんだよー、君の感性を「いいね!」って言ってくれる人が13万人もいるよ、と教えてあげたいのはやまやまですが。
息子が誰かに、
「あのねー、僕ねー、ツイッターってやつでねー、心の中に雨が降ってるって言ったらねー」とバラされたら母即死なので、言えません…
でもいつか、教えてあげたいなーとスクショは取ってあります(笑)
さてさて。
息子のこの感受性を、うまく文章にすることが出来れば、読書感想文もいいものが書けそうだな。書かせてあげたいなと思っています。
さて、私が息子にいくつか読書感想文を書くための本の候補として「こんなのはどう?」とプレゼンしたのが以下の3冊
『おこだでませんように』
これ、大人が読み聞かせすると涙(と反省)無しには読めません。
息子にも響くところがあるんではないかな?と選んだ1冊。
『はしれ、上へ!つなみてんでんこ』
東日本大震災の釜石の小・中学生のドキュメントです。
こちらも大人は涙無しには読めないと思います。
2011年の3月というと、息子はちょうどお腹の中にいた頃の話です。
“てんでんこ”とは何か、夢中で逃げた子供たちについてどう思うか、自分がもし大地震にあったら“てんでんこ”出来るか。
とても重たいテーマではあるけれど、読書感想文が書きやすい絵本だと思います。
そして子供の命を守ることにも繋がる1冊。
こちらは今年の推薦図書の1冊ですね。
タイトルから息子が興味を示していました。
話のきっかけが、主人公の男の子スタンリーのお母さんが、仕事でその日帰って来ないことから始まります。
働いているお母さん、出張や残業のある母親がいると、もしかしたら共感するものがあるのかもしれないと思いました。
ただ息子がこの話を読んで反応していたのは、お母さんが帰って来ないところではなく、
「僕なら火星じゃなくて月に行って、ウサギの恰好して帰ってくるけどね~」と……(Lemonの考察で見せたあの鋭く深い感受性はどこへいった!?)
ちなみに、息子が最終的に選んだ本は、この3冊のうちどれでもありません。身バレが怖いのでこちらは書かないことに(汗)
中学年向けの本で、結構文字量が多いので、読めるかな…と思っていましたが、読み始めたら一気に読み、そして最後は床に突っ伏して
「これ、最後は悲しいお話だった……でもこれで書く!」と宣言しておりました。
さて、初めての読書感想文、うまく書けるかしら?