このブログでもしばしば名前が出てくる、理数系専門塾エルカミノが出している『エルカミノ式 理系脳をつくる計算・図形ゲーム』を購入してみました。この秋発売になったばかりの、トランプやウノのようなカードのみでプレイするカードゲームです。
ゲームの説明として、こう書かれています。
「計算」と「図形」を使った2つのゲームを、
同じルールで楽しめる算数ゲームの決定版です。
かんたんなルールだけど奥が深く、算数の土台となる「計算力」「数のセンス」「空間把握力」「論理的思考力」が身につきます。
これで遊ぶと、計算や図形が得意になるのかしら…!という下心は満載でぽち(笑)
こういう、あわよくば頭が良くなるといいな~という親の気持ちが透けて透けて仕方がない感じのゲームはもれなくつまらなくて子どもはやりたがらないというパターンがありますが、このエルカミノのゲームはどうでしょう?
さっそく我が家の子どもたちと遊んでみました。
対象年齢は6歳~とありますが、うちの5歳3か月(2018年11月現在)の娘もなんとか遊べました!
要は、このゲームの一番簡単な遊び方が出来るかどうかは、10までの足し算が出来るかどうかです。
このゲーム、表は数字(1~9)のカード、裏は図形(タイル)のカードとなっています。数字を作っていくゲームと、図形を作っていくゲーム、2種類の遊びかたが出来、難易度は遊び方によっていくつか設定できます。
まずは数字を作る遊びかた。
我が家では、5歳娘とは一番簡単な“足し算で10を作る”遊び方を、7歳(小1)息子とは二番目に簡単な“足し算とかけ算を組み合わせて20を作る”遊び方を試してみました。
まずは“足し算で10を作る”遊びかた。
プレイヤーはそれぞれ2枚の持ち札をオープンにします。
そして、場には3枚のカード。
持ち札と場のカード1枚を使って、足し算で10を作っていきます。
場のカードが無くなるまで続き、沢山10の組を作れたほうが勝ちです。
10の補数(あといくつで10になるか)を解っている子には簡単なので、やっぱり6歳くらいからが一番スムーズに遊べるのかもしれません。
なんとか10くらいまでの足し算が出来る5歳娘は「5と5で10だ!」「9と1で10!」と自分で気づけるのもあれば、私が「今、6と2を持ってるでしょ?6と2でいくつかな?そうだよね、8だよね。あと何のカードを取れば10になりそう?」と声をかけてやれば出来るものがあります。
なので、ある意味、接待プレイしやすいゲームとも言えます(笑)
相手のカードが見えているので、ヒントを出すのはもちろん、子供が8を持っている時は親は場から2は取らないように調整したり。
逆に、接待の必要が無ければ、相手が欲しそうなカードをわざと取って妨害することも可能です!
娘は、3つの数の足し算で10を作るのはまだ混乱するようですが、7の補数は3、6の補数は4、となんとか覚えかけてきたところ。指を折り折り遊んでいます。
次に遊ぶ時は娘の横に100玉そろばんを置いてやってもいいかな?
次は、小1息子向きにちょっと難易度を上げた遊び方です。
“足し算とかけ算を使って20を作る”
九九の1~3の段くらいまでが解れば、出来てしまうので、小学校低学年からはこの遊び方が楽しめそうです。
例えば、持ち札が3と4で場に8のカードがあれば、3×4+8=20。
2と9のカードを持っていれば、2×9=18であと2のカードが出るのを待ってもいいし。
5が出れば2×5+9=19であと1が出るのを待ってもいいし、2+9+5=16で4を…という具合に複数のカードを組み合わせて色んなパターンで20を沢山作っていきます。
案外、私と7歳児とでは互角だったというか、負けました(笑)
これ、年齢や計算のレベルが上がるにつれ、20ではなくて30、40と増やして難易度を上げられるし、割り算を使ってもOKなどルールをマイナーチェンジして遊べそう。
案外、色んなパターンが考えられるので、大人も頭を使って楽しいかも♪
裏のタイルのカードでは、数枚のカードを組み合わせて縦3×横3の正方形をどんどん作っていくというもの。
見た瞬間、息子は「あ、これ僕が得意そうなやつ♪」と。
図形での遊び方でも、縦3×横4、縦4×横4などに変えていって、難易度を上げて遊ぶことも可能です。
こうやって遊び感覚で計算力や図形のセンスを磨けるのはいいですね。さすがエルカミノ!という感じです。
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