算数教育で論理的思考力を伸ばすことで話題の理数系専門塾エルカミノの春の講習会に、参加してきました。
このブログは”エルカミノ”で検索してたどりついてくださる方も多いみたい。
そうなんですよ、こういう小さい塾ってなかなか評判が入って来ないから、ネットから情報を探るか、もう現地に突撃するかしか無いんですよね…。
で、私は突撃してきましたよ(笑)
前回、去年の秋に受けた講習会は「小学1~3年生で取り組んでほしいこと」ということで、算数、国語、理科、社会と4教科全般的なお話を伺いました。
その時の記事はこちら↓↓↓
今回はその社会に特化版ということで、期待して参加してきました!
現状、低学年は社会は何にもしていない、という人が多いと思います。エルカミノでも授業に組み込まれるのは4年生から。
我が家も学習漫画を読んでいること、リビングに日本地図を貼り地球儀を置く以外のことはしていません。
エルカミノの講習会に参加したり、代表の書籍を読んでてとても感じるのは“低学年で余計なことはするな”というメッセージです。
あれもやるといい、これもやるといい、というたし算ではなく、これはやらなくていい、これはむしろやらないでね、というひき算のイメージです(これ、4年生以降はまた話が違ってきます)。
今回もメインはその“余計なことはやらないでね”のお話だったように感じました。
やらないで欲しいこと
- 丸暗記
- 穴埋め式のドリル
- 語句を漢字で書く練習
- 早すぎる先どり
また同じ内容の講習会もあるかと思うので(今回の講習は一昨年と同じ内容とのことで、何種類かが何年かおきに開催されているようですので是非参加してみてください!)細かい理由は省きますが、それぞれ納得行くものでした。
理科、社会の先取りNGに関しては、前回の講習会でもおっしゃっていたことなんですが、先に知ってしまっていることで、適切な時期(塾が教える時期ですね)に適切な感動、驚きを子供が得ることが出来なくなってしまうというお話でした。
「あーそれ知ってる知ってる」となってしまう瞬間から、子供は情報をシャットアウトしてしまうという。
確かに、そんなのもう知ってるよ、と思ってしまうと話を聞かなくなってしまうかも。実際に彼らが知っているのはほんの表面的なことだけかもしれないのに…。
あとから伸びる、ということを考えるならば理科、社会の先取り学習はしない。
その代わり、大人(親ですね)の経験を折に触れて話すことのほうがずっと大事とのこと。
4年生以降に塾の授業で習ったことが、「あ、これお父さんがあの時言ってたことだ…」と繋がる。
社会では知識と知識が“つながる”ことが大事だというお話でした。
そして、数多くの難関中学の入試問題の解説。
確かにこれも「この知識」と「あの知識」がつながることで、解ける問題だなぁと感心すること多々でした。
穴埋め式ドリルの何がダメって、その語句だけ書けたら〇では、前後の“つながり”を見なくなってしまうからということだそう。難関中学であればあるほど、大事なのは“つながり”の部分で、語句そのものが書けるかどうかでは無いんだなぁというのが、沢山ピックアップされた入試問題からも見て取れるのでした。
他にも、魚(サンマ、アジなど)のシルエットが解りますか?
タラバガニ、ズワイガニのシルエットの違いが解りますか?
というような問いかけも。
(そんな問題も出るんですね…)
旅行に行ってカニを食べる、魚屋さんで切り身じゃない魚の形を見る、食卓で今日のサーモンはチリじゃなくてノルウェーのだよなんて話をする…。
ほんの一部ですが、こういったことの積み重ねが社会で大事な“つながる”の気付きになるんだなぁ。
おすすめの本やドリルも沢山紹介していただきました。
私もまず1冊から購入してみました。
我が家は車で国内旅行をすることが多いので、車に乗せておこうかな~。
サービスエリアで「ここの名産は〇〇なんだって~」なんて言いながらお土産ものを見るのも楽しいかも!
それがいつかの何かに“つながる”時が来るのかも。