あるところで、このような愚痴を聞きました。
Aさん「塾で習っても無い漢字を書かせる宿題が出るのよ。書き順とかめちゃくちゃに書いてるし困るわ」
一方でこんな愚痴も聞こえてきます。
Bさん「わざわざ塾で漢字や計算なんかに時間割かれてもね…家では出来ないことをやって欲しくて高いお金払ってるのに」
あ~、AさんとBさんは塾に期待するものが違うのね。
AさんにはAさん向きの、BさんにはBさん向きの塾があるよねぇ。
それなのに、AさんがBさんにアドバイスして迷走したり、BさんがAさんの“口コミ” を参考にして不満に思ったり……というのが、SNS上でもリアルでもよくある風景。
不毛だよね…。
わかる。よくわかるの。人の言ってることが気になって、心がザワザワするの。
人のやり取りを見ている限りでは、不毛だなぁ~なんて冷めた目で見ることが出来ますが、自分のこととなるとやれ「誰々ちゃんのママが、みんな遠くでもSAPIXの大規模校に行ってるって言ってた」やら、やれ〇ンターエデュにこう書いてあった!!!!など、私も振り回され、ザワザワしがちです…。
私はBさん寄りというか、まあ完全にBさんなんですが、自分が自宅で提供出来るものか出来ないものか、で色々と判断しています。
子供たちが4歳から通った幼児教室も、これは自分では再現出来ないなと思ったから通い始めたし。
息子が今通っている算数塾も同じく、息子の好奇心を満たす良質の問題をコンスタントに提供するというのが、算数の楽しさが解らない私には難しいなと思ったのが決め手。
算数塾は、さらっと「計算は3年生までに6年生の計算問題まで出来るようにしておいてね。漢字は1年生のうちに3年生のまで一通りやっといてね」という、家庭で出来ることは家庭に丸投げっぷりです。まあ計算や漢字くらいなら、私も教えられるかな、と(笑)
「2月からかけ算を使った算数パズルをやりますので、それまでに九九は出来るようにしておいてください」と言われたので、今はそれに向けて家庭学習をしています。もちろん塾で“かけ算とは何か”なんて話からは始まらないと思います。
そして、そういうところが、私は気に入っているのです。
でもAさんから「どこの塾通ってるの?どう?」と聞かれて、「〇〇だよ~すごくいいよ!」とBさん的考えの私が言ったところで。Aさんにとっては全く有効な情報じゃないんですよ。
体験レッスンも時間の無駄、入塾金なんか払ってしまったら無駄無駄無駄~!!
そんな時間やお金や労力の無駄にならないために一番大事なのは、塾を知ることではなく、まずは“我が家のニーズを知る”ことなんだろうな~と。
子供が、親が、何を必要としているのか。
チェック項目としてあげられるのは、こんな感じ?
- 子供が一人で通える塾がいいのか、親がある程度は送迎出来るのか。
- ゼロから100まで丁寧に教えてくれる塾がいいのか、発展的なことを教えてくれる塾がいいのか。
- 塾にいる時間が短くて家でしっかり自主学習する塾か、塾にいる時間が長くて塾で勉強してこられる塾か。
- 予習型か、復習型か(予習型は親がある程度教える必要がありそう?)
- 沢山宿題が出るけど宿題を頑張ればいい塾か、宿題は少ないけど自分で勉強しなくてはいけない塾か。
- お弁当を絶対作りたくないかどうか。
- 家庭のニーズを優先するか、合格実績を優先するか。
あとは子どもの性格、特質によってのチェック項目もあります。
- 大人数の中でも人の話を聞けるタイプか、ボーっとしがちだから少人数で声かけしてもらう必要があるのか。
- ドライな人間関係が好みか、密接な人間関係が好みか。
- 同じ学校のお友達がたくさん居る塾がいいのか、同じ学校のお友達なんて絶対居てほしくないのか。
- クラスの昇降、成績順の座席などを楽しめたり糧に出来るタイプか、ストレスに感じるタイプか。
- 夜遅くまで起きていられる子か、早く寝ないとダメになる子か。
- 板書が出来るタイプか、板書が苦手なタイプか(板書が苦手な子が多いことを前提としたプリントを配る塾もあります)
こういったチェック項目を挙げて行き、それを優先順位順に並べ変えていく。
そうするとおのずと選べる塾が2択くらいに絞られて来そうな……どうでしょう??
(うちは今3択になっちゃって迷ってます。笑)
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