先日、話題の理数系専門塾エルカミノの秋の講演会
『志望校の決め方・併願校の選び方』を聴講してきました。
これはね。
聞いてよかった…!
対象学年が1年生~5年生とありましたが、たぶん5年生にはもう今更な内容なのかな?
1年生から3年生、ぎり4年生もという感じなのかなという印象はありましたが。
私立・国立なのか、公立中高一貫校なのかとか、
進学校か付属校なのかとか、
男女別学なのか、共学なのかとか、
男子校と女子校の数学の進度の違い(これによって女子も目指す学部によっては共学推奨)とか
併願校の選び方とかとか…
へぇ~と思うこと話が沢山聞けました(語彙力)。
その中でも私が一番聞けて良かったなと思った話は、校風についてです。
完全に自由!全て子どもの自主におまかせ!な学校か。
ある程度のルール(校則)はきっちり守らせる学校がいいのか。
その判断の仕方。
安浪京子先生の本で言うところの、自由型なのか管理型なのか、色々学校説明会に足を運んでも、我が子にどちらが合うのか私にはよく解らないでいたんです。
ふわふわマイペース、だいたいいつも上機嫌なタイプな息子は、どっちでも別に楽しくやれそう。
私が素敵だなーいいなーと思うのは自由な学校(渋渋よかった)。
尖ったところのある子に育ってほしいなという憧れもあるのか、麻布とかかっこいいなと思ってしまいます。
でも息子は「宿題出せよー」って言ってくれないと出さないだろうなーとか(真面目なので宿題はやるけれども、出さないまま鞄の中にたまっていくタイプ)。
でも「宿題出せよー」とか何にも言われない自主に任せた学校なら、むしろ怒られなくて済むかも、とか(笑)
いろいろ考えていました。
あとは、どういう子になって欲しいかで選ぶのがいいのか、
今どういう子だからこの校風が彼にとっては過ごしやすいだろうという観点で選ぶのがいいのか。
それもよく解らず。
ここが解ると、あとは通学時間でぐっと絞れるんだけど!と思っていました。
エルカミノの先生がおっしゃっていたのは、
「我が子がどうなって欲しいかで考えられる保護者の方も多いですが、その学校で周りにいる友達がどういうふうに振る舞うかということを考えてください」
周りの子もある程度のルール(校則)に則った学校生活を送っているのかどうか。
例えとして出ていたのが、授業中にスポーツの結果が気になってスマホで確認している生徒がいるとする。
完全自由な学校の教師は、それをあえて指摘しない。
校則のある学校の教師は、もちろん注意するなりスマホを没収するなりする。
「やっちゃいけないことをやっている子を許せない、それがストレスに感じるタイプの子というのは結構います」
とのことで。
あー…
それ息子だわ…
息子は基本、人のことを見ていないので、基本的には人が何をやってるかは気づかないタイプだけども、気づくと
「あいつはなんで悪いことばっかりするんだろう」「〇〇くんは汚い言葉を結構使うんだよ」とプンスカしたり、
卒園生として参加している保育園の運動会、園長先生のお話の時に「今静かに話を聞くときだよ!」と一緒に来てる2年生に注意したりするタイプ(気づいてない時は自分ももちろんわちゃわちゃ騒いでるくせに)
気づきさえすれば、正しいことをしたいし、周りにも正しいことをして欲しいタイプなんだよなぁ。
自由な学校でこれやっていると、自分もストレスだし、周りからも鬱陶しがられちゃうな。
自由な学校の代表として、よく上がるのが麻布ですが、やはりここでも。
「学校で花火をしたら資材が燃えたから文化祭が延期になったよ、という話を聞いて、『なんだかおもしろそうな学校だな』と思える子は麻布に行ってください(笑)」
とエルカミノの先生。
たぶん息子は「火事!?危ないじゃん!」「ありえない」という反応をするタイプ。
真面目で正義感のあるタイプなんで(笑)
自由な学校って、麻布とか渋渋、あと武蔵もそう?
そういうところでは心穏やかに過ごせないかもしれないな。ガッチガチの管理型とはいわないまでも(そこは私が抵抗ある…)、ある程度のルールがあるところのほうが向いてそうだね、と夫婦で話しました。
自分ではまったく思いもしなかった観点なので、この話は聞けて良かったな~!
ちなみに、
麻布が文化祭を延期したのは、火事を起こしたからじゃないんですって。
火事で資材が燃えてしまって、生徒がこれでは予定通り文化祭を行えないと判断したからなんですって。
生徒がやると言えば、文化祭は予定通りやってたんだって。
そういう話を聞くと、そこまで生徒を信じて見守ってやれる学校ってかっこいいな~!!と私は感じちゃいますね。
憧れのちょっとワルい先輩的な(笑)