我が家の子供たちが通っている幼児教室では、暗唱に力を入れていることから、うちでも毎晩なにかしらの暗唱をやっているわけですが。
反対語、ことわざ、詩、四字熟語、俳句などなどを暗記して、毎週のレッスンで先生の前で声に出して発表します。
最初は、暗唱をする意味って本当にあるのかな?とは実は思っていました。
正直、4歳の娘に四字熟語なんて意味が解るわけもなく、いちいち意味を説明してたら、時間もかかって仕方がなく。
たとえば諸行無常の意味を4歳児にさくっと説明できますか。いえ出来ません、、、なぜこんな難しい言葉を??早すぎない?と疑問に思ってたいました。
でも先生は「意味は別に教えなくてもいいですよー。覚えて、覚えたものを思い出そうとするのが“脳にいい”から暗唱はいいんです^^」と仰るんですよね。
なのでうちはそれに則って、沢山の言葉を知るという目的ではなく、覚えて、覚えたものを思い出そうとするのが“脳にいい”らしいから脳にいいことをしよう、というのを第1目的でやってみました。
覚えたことを、思い出そうとする時、ニューロン(神経細胞)を繋ぐシナプスが沢山出るんだか活性化するんだかなんだかで(曖昧)
筋トレと同じで、脳の筋力を上げるようないいトレーニングになると言われ、そうなのかーほんとかなーみたいな感じで取り組み始めました。
今思えば、よく続いたな、よく習慣化できたなって感じなんですが。
続けて本当に良かったな…と最近になってしみじみ思い始めました。
息子は暗唱4年目、娘は2年目。
目に見えて、記憶力が凄まじい感じになってきました。
ことわざでも、詩でも、以前は1ページ覚えるのに丸1週間、時には1週間では覚えきれなかったな…という時もあったのが、息子は3日ほどで(毎日寝る前に5分程度)覚えるようになりました。
春望や春暁のような、漢詩もスラスラです。
国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺(そそ)ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火(ほうか)三月(さんげつ)に連なり
家書万金に抵(あた)る
白頭掻けば更に短く
渾(す)べて簪(しん)に勝(た)へざらんと欲す
これ、3,4回読んだだけで完全に暗記、暗唱できるの結構すごくないですか?
本当に脳って筋トレと同じで、トレーニングで鍛えられるんだなぁと。
娘はまだ初めて1年ちょいなので、なかなかそこまでいかないけれど、最初は四字熟語とか1ページ(四字熟語10個)は覚えきれず、半ページずつやっていたのが、やっぱりだんだん記憶するための筋トレが出来てきたのか1ページさらっと覚えられるようになってきているからすごいな、と。
年相応と比べると、明らかに記憶力がズバ抜けて来ているので、暗唱は本当におすすめです。
記憶力はあると色々と有利ですもんね~。
ちなみに同じ幼児教室に通う子で、2歳代で暗唱入門1冊終えた子は神がかってます!ほんっとに賢い。
息子は暗唱入門という全67ページの本を1冊終え、今では暗唱皆伝という2冊目に突入。
ちなみに、覚えるのは何でもいいそうです。せっかくだから綺麗な日本語を、ということで俳句や短歌、近代詩の項目では宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』や島崎藤村の『初恋』なんかが出てきてやっているけど、別に、覚えて思い出して、発する、というのが脳に良いからやっているわけで、ジャニーズの歌詞とかでも良いそうです♪
暗唱だけじゃなくて、音読も脳にいいとはよく聞きます。
の斉藤孝先生がそういう本をたくさん出していらっしゃいますよね。
暗唱するためには基本、音読して覚えるので、同じような効果があるのかもなぁ。
我が家では幼児教室で貰ったテキストを使ってやっているけど、市販のものだとこういうのも良さそう。
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